フルクトース(果糖)

フルクトースについて,Wikiより引用

フルクトースは、グルコースに比べ開環率が高く(約10倍も糖化反応に使われやすいため)、生体への毒性はグルコースよりも遥かに高い。この毒性を早く消す目的で、肝臓はグルコースよりもフルクトースを優先的に処理する。

 また,AGEとの関係については

 食品の一部は、体内で糖化反応を起こす。AGEsによるストレスを含む健康な体内での総合的な酸化反応ストレス・過酸化反応ストレスは、食事で摂取する外因性AGEsや、フルクトースやガラクトースといった反応性の強い糖の消費量に比例する。低カロリーダイエットをすると、短期的にAGEsが減少することが報告されている。

タバコとAGE

喫煙はAGEsを増加させることが知られている。AGEsはタバコの葉を乾燥させる際に糖が存在すると生成される。喫煙により、これらのAGEsが肺から吸収される。血中AGEsおよび皮膚中AGEs(皮膚の自発蛍光で測定)濃度は非喫煙者に比べて喫煙者で高い。

例えば,喫煙者や中年以降の人は肌の色が黒かったりするのは関係がありそう.一方で,AGEを溜めないようにするには

1)食事由来のAGEを減らす

2)ブロッコリースプラウトなどに代表されるフィトケミカルを豊富に含んだ抗酸化物質を食べる.

の2点.フルクトースは人体に必須栄養素ではないので,特段,摂取する必要はないと言えそう.それでも,果物はフルクトース以外に有益な栄養素を含んでいるから,フルクトースを摂取するとすれば砂糖や加工品ではなく果物をそのまま食べるのが良さそうと言える.また,AGEについては食後の高血糖に気をつける必要がある.

 

虫歯と果糖

動物園の動物も虫歯になるそう.理由は,現代の果物は品種改良が進み,動物の体が想定している以上に糖度が高まっているためだという.人間も,清涼飲料水はじめ砂糖の入った飲食物,果物の過食は気をつける必要がある.